2004年8月10日アーカイブ
日本を代表するクワガタ。
中国のホペイオオクワガタの亜種とされ,日本各地に分布。
採集の最大は77mmだが,飼育では82mmまで育てられている。
一時期のブームでは「黒いダイヤ」と呼ばれ,大型の個体に注目が集まった。
現在は産地別に管理され,大きさと共に大アゴの形などが評価の分かれ目となる。
特に良質(良型?)の個体には「血統書」まである場合も。
日本の気候下で,生息しているため飼育は容易。
温度管理なども必要なく,現在は菌糸ビンで容易に大型を作出できる。
成虫で3~5年も生き,長寿なことでも有名。
日本にいる6種のカブトムシの中で最大になる種類。
「え?6種類...知ってる?」(知らん!)
頭角の先端が4つに枝分かれする形状はカブトムシの世界では珍しい。
桃農家では害虫扱いされており,見つけると同時に踏み潰すらしい。
その人気から人為的に繁殖させられ,個体数が増加したとの報告もある。
元々北海道には分布していなかったが,人為分布により繁殖。
今でも日本各地で採集が可能。幼虫・成虫共に飼育は容易。
やはり「昆虫の王様」です。
「でもムシの王様って嬉しい?虫けらの時点でねぇ...」